東京23区から隣県のURに越してきて、早5ヶ月。
東京では6世帯の小さな賃貸アパートに住んでいたので、高齢者の多いURでは知らなかった高齢者の生活が見えてきます。
良くも悪く階下の生活音が聞こえます。
引っ越しを終えて、階下の住人の方に挨拶に行きました。
住んでいらっしゃるのは、少し耳の遠い一人暮らし女性の高齢者でした。
私の声が聞こえずらかったのか、少し意思疎通が難しく、私が上に引っ越してきた人間であると理解してもらえたか微妙です。
私の未来の姿かもしれません。
いつも階下のドアにはこのような保冷ケースがかかっています。
私は牛乳の宅配と思っていたのですが、ある日この謎の物体?を配達している人に遭遇して
これが「宅配お弁当」という事がわかりました。
ヘルパーさんが変え添えして、買い物を終えたのか帰宅されているところに遭遇したこともあります。週に何度か訪問されているようです。
大きな声で話をされるので、聞くつもりはなくとも聞こえてしまいます(ごめんなさい)
「4階は大変だから、URに頼んで引っ越したら?そうね。ここが良いのね」
ヘルパーさんが自問自答している話も聞こえます。
玄関のチャイムも聞こえづらいのでしょうか?
玄関に近い場所いると生活音が漏れてきます。
訪問者の方は、チャイムを連発し、ドアを叩き
「XXです!」と何度も大きな声で呼びかけをして、やっとドアが開くようです。
歯医者さんも数ヶ月に一度、訪問されているよう。
こう書くと他人の生活を覗いているように思われるかもしれませんが....
会社に行かない私は、日中家にいる事がほとんどなので
聞こえちゃうんですね。それにそれらの音が大きいもので。
(再び)ごめんなさい。
一度、中年の男性がこの部屋から出てくるところに鉢合わせし
挨拶を交わした事があります。
同居していない息子さん...?
長年東京に住み、都民税+区民税を払ってきました。
引越した今年も、去年の収入に対して払っています。
私が住んでいた区では10万円に加え、一人につき5万円が支給されたそうです。
その恩恵は受けられずに終わりました。
東京都でお世話になっていたのはゴミの収集ぐらかも。
(お一人様で子供おらず)
この隣県で私はこれから高齢者となり暮らしていきます。
私が階下の方の年齢になる時には、同じ公的サービスを受けるのはきっと難しいでしょう。
最近、私は思うのですよ。
もちろん長期展望は必要ですけど、将来の不安ばかりを感じて
日々の生活に失望してもね。
人は平等に歳を取るし、節目がちに毎日を暮らしても、元気に空を見上げても同じだとしたら
後者の方が精神的に良いのは間違い無いのであります。
さて、今日も一日が始まります。