久米宏さんと言うと、私の世代では「ぴったしカンカン」「ザ・ベストテン」そして「ニュースステーション」。
早期退職して、Radikoでラジオを聴くようになり、久米さんの番組も時々聞いていました。
自分がアラ還なのに、久米さんが75歳って言うのに驚くのは自分でもどうかと思いますが、改めて自分も歳を取ったんだな、と思います。ビジュアル的にはベストテンやニュースステーションの久米さんが私の中での久米さんなので。
調べてみたらニュースステーションは16年前に終了しています。何と。
その久米さんが、ラジオの冠番組を終了されると言う記事が出ていました。
ご自身で番組の中で説明をされたらしいのですが、私はあまりリアルタイムでは聞かないので(Radikoで遅れて聴視する)記事を先に拝見しました。
5月中旬からひどい帯状疱疹にかかり、疱疹はほぼ治ったものの、後遺症なのか一度引き掛けた痛みが、再発。夜痛みで何度も目が覚めます。
会社員時代だとこんな状態でも無理に無理して仕事をしていたと思いますが。
(痛みさえ認めない?ぐらいの勢いで)
そんな時にこの記事を読んだので、ああ私の場合は潮時だったんだろうな、早期退職した自分の決断の正しさを妙に納得しました。
私の周りにも、50歳で会社を辞め独立して「一生現役」と言う友達もいますし、前職で60歳で契約社員として入社し第二の会社員人生を始めた方もいました。
私に限って言うと。
ひょんなことからとある技術分野の学部で学ぶことになり、それを生かした分野でキャリアを重ねて来ました。じゃあ仕事嫌いだったか、と言うとそうでもなく。
特段好きでもない分野の仕事を何十年と、それなりにやりがいを持って続けては来たことが私の会社員人生の最大の矛盾でありストレスだったのかと思います。
好きなことを勉強したり、好きなことを仕事にする人など、割合からするとかなり少ないとは思います。
好きでなくても長く続けられる人も、それも才能だと思います。
こうグダグダ書いている間も、かなり痛みがあります。
正直、何が正しい選択だったかと言うのは、骨になるまで分からなないでしょうし、骨になっても分からないのかも。
一つ言えるのは、人生100年と言われても、これからの数十年が、今までの数十年と同じように生きて行けるものではありませんから。
やはりやり残したことは、事情が許せばやり遂げたいし、自分の意思に出来るだけ忠実に生きて行けるように、そう願いたいものです。