いつものようにネットで記事のつまみ食いをしていたところ、とある女性社長の記事に当たりました。その業界では初の社長就任だそうです。
私は中間管理職の経験がそこそこあり(いつも上から下からのサンドイッチ)、外資系に勤めていたので、上司のほとんどが本国から派遣された外国人で男性でしたが、年下外国人女性が上司の時期もありました。
社会人経験の中で、一度だけ日本人の女性上司に付いた事があります。
その方は他社から引き抜きで入社された方でしたが、時間が経つに連れ一人、また一人と直部下の女性社員が辞めて行きました。
皆が静かに去って行くのです。
その時私に何が起こっていたかと言うと..想像に容易だとは思いますが。
一対一のミーティングでは、必ず私に対する否定が行われ
「あなたは本当にxxについて能力がないわよね」
と繰り返し言われ続けたのを覚えています。
アラ還の私より上の世代でしたから、女性の企業人として私世代より苦労して道を切り開いてこられた事だと思います。外資系であっても(多少日系の会社よりは女性管理職比率はマシかもしれませんが)、男性社会であることは私の世代でも間違いありませんから。
退職しないとそのいじめから抜け出せないと判断し、結果的には私もその会社を退職しましたが、その時に一つ誓った事があります。
陰湿に部下の人格を否定することは絶対にしないこと。自分がヤられて嫌だと思ったことは他人に絶対にしないこと。
小さなチームの中間管理職であった私、小さいながらも男性比率が高くなりますし、女性の上司につく男性社員も複雑な気持ちだったかもしれません。
その女性社長の記事と私の思い出は何の関係もないのですけどね。
会社員を辞めた私は、そんな思い出が100年前の出来事のように感じられ、このブログを書いています。