本日は1月4日。仕事始めの方も多かったことだと思います。
会社員を辞めた私は「仕事始め」はもう無いのですが、3年ぶりに行われた
八幡様の「手斧始式」へ行ってきました。
私は初めて見る神事です。
三が日が終わって4日というのに
段葛は鶴岡八幡宮へ初詣に行く人で溢れかえっていました。
いつもの如く、ぐずぐずしていたので
段葛に着いた時はすでにお昼の12時。
すでに装束に身を纏った建築関係者の方たちが二の酉に並んでおられました。
慌てる私。
鳥居のそばでカメラを抱えて立っていたら
「移動してください」と言われたので
練り歩きの撮影は諦めて、会場の舞殿へ移動することにしました。
境内はかなりの人が並んでおり、舞殿には近づけない状態でしたが
私には「槐の会」の会員証があるではないかっ。
会員証を見せて、並んでいる方を横目にするすると境内に入り
舞殿の前に陣取ります。祭事は13時より開始です。
私の前にはTVKとNHKの取材部隊。
邪魔だわ、なんて思ってはいけませぬ。
私の立ち位置がベストポジションという証拠なのです。
(ちなみにNHKの関東ローカルのニュースで祭事の様子が数分流れました)
神職様たちもスタンバイされます。
先日、お話を聞かせていただいた吉田宮司もいらっしゃいます(一番右)。
それから地元の名士の皆様方も参列されていらっしゃいました。
(鎌倉在住の政治家の方達も数名。カメラはその方達のお顔が映らないポジションに配置されておりました。なるほどね)
神職様たちの祝詞など一連の祭儀が行われ、建築関係者による「手斧始式」が始まります。
古式に則った建築のお作法のようです。
鶴岡八幡宮のホームページにはこのように紹介されています。
手斧始式は古来より重要な工事に先立って行われていました。当宮創建の際にも「造営事始」という名で儀式が行われたといいます。
今日では鎌倉全体の工事始めという意味を込めて執行されています。
毎年1月4日、二ノ鳥居より神職の先導の下、鳶職の木遣り音頭とともに御神木が段葛を進みます。御神木は下拝殿前に営まれた祭場に奉安され、神職による祭儀が行われた後、鎌倉の建築業者が「検知」(儀式の責任者)他の諸役を奉仕して、中世さながらの道具と所作により儀式を行います。(鶴岡八幡宮ホームページより)
「鉄腕DASH」で昔ながらの大工仕事を見たことがありますが
そんな感じかな?
実は私の隣にいたおじさんが
バズーカー砲のようなカメラを二つも持って
連写していたのに感化されて
動画を回していなかったこともあり、90枚ほど写真を取っておりました。
なぜ。
それだけ撮っても
これって写真がないのが素人の悲しさ、ですが
宮司様の所作が一枚だけフレームに収まっておりました。
宮司様の所作はいつも拝見してもとても美しいです。
残念ながら5日の「除魔神事」は非公開と聞いています。
来年は観れると良いのですが。
そして今年はぜひ流鏑馬を、と心から願うばかりです。