早期退職さてどう生きてく?

仕事しか知らなかったアラ還お一人様、家事やUR生活と少しずつ成長中。鎌倉を中心に「アラ還の散歩と遠足」の様子はYoutubeやTwitterでも発信してます。

外国からの要人をアテンドする、ということ(元外資系会社員のつぶやき)

外資系会社員を辞めて、早2年数ヶ月。

しかしながら長年染み付いたその習性は、思わぬところで反応します。

先日、バイデン大統領を「おもてなし」した岸田総理のニュースを見て.....

 

ああ、私もおんなじようなことやってたよな、と。

もちろん規模は全く違いますけどね。

 

乱暴にいうと、同じように

本国からくる要人たちのアテンド(こういう言い方をする)は

年に数回ある大事なお勤めでした。

 

外資系の多くがそうであるように

私は上司が二人おり

一人が日本法人の社長、もう一人が本国にいる情報システム部門のトップ。

年に一度はこの本国のボスが

「視察」にやってきます。

要するに「ちゃんとやってる?」ということを見にくるのですが

私と本国側のお付きとの間では

来日が決まると

事細かに様ざなことを打ち合わせして

スケジュールを組み立て

ホテルの手配、ディナーの手配、もちろん滞在中のミーティングのアレンジなど

大騒ぎになります。

 

時として

スケジュール変更が入るので

そんなことになるものなら

 

大騒ぎの二乗。

 

私は私で

報告のための資料をうんうん言いながら作り

事前に本国のお付きにレビューしてもらい

調整しながら完成させます。

 

地方の工場の視察したい!と言われると

新幹線の手配、工場の責任者との調整に通訳手配。

(現場の技術的な英語なんて、通訳できませんからねぇ)

大体、月曜日の夜に到着して

火曜日朝からお出迎えに始まり

木曜日の夜に帰る、という3日間コースが多かったのですが

最後、羽田行きのタクシーに乗せた時

完全脱力でヘトヘトになります。

 

しかし。

それで終わりではありません。

もちろん私の報告ミーティングで

色々と指摘されるわけで

そのアクションプランを立てて

問題を解決するまでが、ミッションです。

 

首脳レベルの会談とは

比較の対象にもなりませんが

会食の手配も大変です。

 

食べ物でダメなものは無いか

お酒は飲むのか、静かなテーブル席にしてもらえるか。

外資系はトップの入れ替わりも早いですが

3年ぐらいは同じ人なので

毎年のディナー会場選びは骨が折れます。

 

ネタが尽きる。

 

仕事が終わって夜な夜な

ぐるなびを検索しては

レストランを選ぶっていう....。

 

でも。

長年やっておりましたので

年中行のような感覚ではありました。

八芳園のようお高いところは使えませんでしたが

このコンセプトは大いに理解できます。

この写真はさんぽ中に立ち寄った時の

八芳園の写真です。ちょうど結婚式が行われていました。

 

まぁ

そんなことも

夢の後。