長く東京都民だった私。
歴代の都知事でも、石原さんはやはり印象に残っています。
小説家で政治家。
なんとも不思議な御仁ではありましたが。
こう見えても(どう見える?)
選挙は欠かさずに行く人です。
石原さん時代は
ずっと石原さんに投票していました。
今は河野さん推しの私でもありますが
「自分」を持っている改革派は基本、好きなのです。
大学生で芥川賞というのも
今では驚かないでしょうが
当時はやはり「ハイカラ」だったに違いありません。
10代の頃
大人ぶって「太陽の季節」を読んだことがあります。
私は石坂洋次郎の方が、肌にあったので
石原慎太郎の小説にのめり込むことは無かったんですけどね。
その後、日活の映画にハマり(ポルノでなし。石坂洋次郎作品がかなり映画化された)
日活映画を見まくった時がありました。
弟の裕次郎の出演が多く
今のように配信などない時代ですから
ぴあ(!)で情報収集しながら
古い名画座のようなところに
よく映画を見に行ったものです。
石原慎太郎が作家としてデビューしていなかったら
私のちょっと変わった青春時代の映画三昧の生活も
なかったことでしょう。
そんな青春の時をふと思い出した
石原さんの訃報でした。
ご冥福をお祈りします。
都民時代には、おせわになりました。