私の住むURは300世帯ほどの小ぶりなURですが
建物の何倍もの緑地が広がっています。季節の花も多いのであります。
しかしながら。
これは共益費の中で、費用をかけて管理されています。
UR都市機構が、業務委託している企業により住人から集めた共益費にて運営されています。
8月にその共益費収支結果と本年度の運営のお知らせが送られてきました。
説明はほぼなく、状況のお知らせ、というタイトルでかなり大雑把な勘定科目別の数字が羅列されています。
私が入居した時に、共益費は月額3700円に値上がりしました。
URは非常に安い家賃と思われがちですが、実はさほどでもないです。
築40年以上で古い施設。
私が住む東京隣県の郊外ですと、民間のアパートとあまり違いはありません。
大きいのは
- 保証人なし
- 敷金・礼金なし
- 更新料なし
この三点です。
共益費は逆に民間賃貸より高いと言えます。
(私は長年賃貸に住みましたが、3000円以上の共益費を支払ったことがありません)
私の住むURの場合は約300世帯の規模です。
年間約1000万円の収入が見込まれます。
その中で令和元年と2年のプランを比較してみると
突っ込みどころ満載でした。
民間企業なら当たり前に検討すべき点です。
電気の供給会社の見直し
この電気代は共有部門の街灯や階段灯などです。
昨年度と今年のプランを比較するとほぼ横ばいです。
300世帯の共有電気代です。
削減の努力せよ。
共有部分の電気供給は住民と異なるはず。
電気会社の自由化の今、300世帯の共有部分、ちゃんと比較して今の電気会社にしてるのか???
謎の管理費の高騰
なぜか。
本年度は維持管理にかかる人件費及物件費+受水槽清掃が、昨年度の二倍になっています。
2倍であるのであれば、その理由を明記すべきですが
その記述はありません。
例えば数年に一度の大規模点検など、理由が明確であれば納得するのに、説明はありません。
そもそも業務委託先の業者の価格は適正なのか?
老朽化した建物の維持費は上がっていきます。
それは避けられません。
すでに40年以上経っているこのURですから、当たり前です。
しかし、この業務委託というのが曲者です。
以前、勤めていた会社が自治体の仕事を受けるべく、応札したことがありました。
民間企業の感覚だと。
サービスの品質+コスト+日常サポートの体制
などが重要で、特にコストはシビアな点です。
ところが。
なんと。
コストはあまり重視されませんでした(その時は)
つまり。
予算があるから、逆に下げるな。
応札の時に提示する金額は、あえて低くしない、というのがその時の営業判断でした。
馬鹿じゃないの??
住人として支払う金額を計算してみます。
月額共益費3700円 X 12ヶ月 = 44,400円
2年で約9万円。
先ほど、更新料は無いと書きましたが
この金額、なかなかの数字です。
ちなみに。
今年は3700円に共益費を上げても。
180万円の赤字予定。
コスト削減の努力はしてるの?
突っ込みどころ満載ですが。
私に実害がある共益費の値上げ。
引き続き注目していかねば。