大森貝塚というと誰もが一度は聞いたことがあるはず。
モース博士という人が横浜から東京に向かう汽車の窓から貝層を発見しました。これが大森貝塚です。
大森は大田区なんだけどな、というツッコミはともかく。
品川区に「大森貝塚遺跡庭園」というものがあります。
写真の石碑はその公園から少し離れたNTTデータのビルの際に立っています。
大森貝塚は「日本考古学発祥の地」と呼ばれているそうで
確かJRの駅のフォームにそんなことが書いてあったような....
昨日、炎天下の江の島さんぽをしたときに、あえて脈略なく歩いたらこんなものにぶち当たりました。
あれ?
同じモースさん???
で、この説明書きが。
「推定地」とありまして。
江の島に住む人たちは、土着した方が多いと推察するのですが
それでも記録が残っていないのでしょうか?
約150年ほど前のことです。
この道は人通りの多い観光客が行き交う道から一本中に入っていて、古い民宿などが並んでいるところでした。フツーの民家もあるような、そんな場所です。
150年前にアメリカからやって来て、一生日本に住んだ、という人ではないようですが、何度が日本に赴任して東京大学で研究を行っていたようですので、弟子に当たる人も多くいたのではないでしょうか?
藤沢市の観光公式ホームページによると、「シャミセンガイの研究で江の島に東洋初の臨海実験所を開設」とあります。
江の島は彼にとって格好の研究、実験場所だったのでしょうね。
日本史の教科書の中だけの人ですが
大森と江の島が繋がって、妙に感動しました。
私は長年外資系に勤め、多くの「招聘」されて渋々やって来た外国人とずっと仕事をして来ましたが(最近は喜んでくる人も多いけど)、その先駆者なのかしら??
と思うとそれはそれで、感慨深し。