私のブログを読んでくれている99%の方が、ピンとこないタイトルだと思います。
おそらく皆さんの年齢は、私の半分ぐらいだと思うので....
一気に読者が減りそうなタイトルかも?別に硬派に転向したわけではありませんよ。ただ、なんか文句言いたいだけ(笑)
目次
60歳からの雇用延長の不公平感
政府が70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする高年齢者雇用安定法などの改正案を閣議決定されたと報道されました。
60歳手前で早期退職という選択をした人間からすると、この記事を読んだ瞬間「何言ってんの政府!」と思いました。
私が勤めていた会社の事例が一般的かどうかわからないけれど(60歳定年、65歳まで雇用延長)、とお断りして、でもこれしか知らないので企業の実態の一例として書いてみます。法律では希望者全員を65歳まで雇うよう義務付けられていて、企業は(1)定年廃止(2)定年延長(3)再雇用制度の導入のいずれかを選ぶことになっています。私のいた会社では(3)を選択していました。
- 55歳から例外除いて役職定年-->つまり減俸、降格
- 運よく例外(役職保持)枠に入れても60歳で初期化-->ついに役職剥奪、おおよそ40%の減俸。契約社員となり、一年更新
- いずれにも該当せず、運良く役職、年棒維持(ただし政治的に生き残る必要あり)だが、契約社員となる
本当は裏の4番があります。政治的に葬られる、厄介者扱いされて雇用延長出来ないケースです。
まさに当事者なもので、実際は行間にいろいろな大人の事情やドロドロが隠れていて、経験者として言いたいのは「不公平感いっぱいな制度」ということです。
辞めていく有望な若手、中堅どころ達
この制度が始まってから、中堅どころが辞めていくケースが増えてきました。
「せっかくマネージャーになったのに、どうして辞めるの?」と聞くと、「あと5年あの人達(役職定年なく雇用延長された人達を指してます)が退かないかと思うと、将来像が見えません」
全く正しいではないか!あなたの言ってること正しい。
そりゃそうだよな、先が見えてる私と違い30代の若手からすると、上が明らかに詰まりすぎ。管理職の席は上に行けば行くほど、ピラミッドのように先細りし減るばかりですから。上に登っていかないと(役職がつかないと)給料上がらない、というのは企業では良くある数式です。65歳から70歳になると何が起こるか、想像が容易です。
国会議員は定年がない
なんでこんな発想が出てくるのかな? と思い、国会議員の定年について調べてみました。定年無し。
議員というのは「誰かに選ばれる仕事」ですので、会社員との比較は難しいですが、条件が整えば、ずーっと議員でい続けられる、ということです。これは少々問題じゃ?
では何が正解か?
何が正解かを出せるようだったら、私は政治家になっていたでしょう(真面目に)。
私は政治家ではなく(当たり前)、早期退職したお一人様でございます(ご存知のとおり)正解がないのが正解かな?と煙に巻いたところで、今日は終わりたいと思います。 中学生がインターネットの世界で「親より稼ぐ」時代です。
会社員=月給取り(死語)はマイナーな選択肢の一つでしかない時代になりつつあることは間違い無いと思います。