私は男女雇用機会均等法、夜明け前に社会に出た世代です。正直、地方大卒の女子大学生などには就職の道がほとんど開かれていなかった時代でした。社会に受け入れてもらえないと悟った私はその後、海外留学の道を選び、外資系に長く勤めていましたが....。
外資系といえども女性管理職はほぼいない時代でした。
金融や総合商社などでは総合職、一般職と言われ、大卒女子でも一般職という基本は大卒男子とは差別された扱いでの入社だったと思います。
特に成績が良いわけでも、美人でもなく(当時は容姿端麗はかなり有利だった)、コネも無かった私は数少ない女子採用(そもそも女子の採用がほとんど無かった)に片っ端から応募しましたが、どこにも受からず。
同じ授業料を納めて、同じ単位を取り卒業したのに?
地方の大学でしたが同級生の男子は、そこそこ有名なメーカーなどに内定をもらうのに。
そんな時代でした。
海外の大学を卒業して帰国した私は、東京でとある外資系企業の内定をもらい、そこから外資系会社員の人生がスタートします。
私より上の世代の女性の先輩たちは、もっと苦労されたことだったでしょう。
やはり男性の何倍も働かないと、との思い込みもありましたので週末も仕事を持ち帰ったり、会社員最後の1、2年は自腹でレンタルスペースを借りて、週末もそこで仕事。
女性同士の軋轢や女性上層部のいじめ(出る杭は思い切り打つ的な)も、正直ありました。
単なる会社員でもそうなのです。
政治の世界がどんな物なのか、想像も出来ませんが。
痩せていく高市さんを見ていると、どんなに大変でプレッシャーがすごいのだろう、と。
間違いなく歴史的な出来事だったと思います。
どうか。
体に気をつけて。
特に政治的なポリシーを持ち合わせているわけではありませんが。
同世代の女性として陰ながら応援しております。