
普段、あまり注意深く歩いているわけではありませんが。
特に下を見ているわけでも。が。その日に限り、とある場所を歩いていたら、視界に入るあるものが.....。
これはなんだ??
ひょっとして???
クレジットカード。
ですよね?
と立ち止まり、覗き込む私。
なぜか周りを見渡してしまいまして、どうしようか一瞬迷いましたが、拾い上げました。
そう。
比較的近くに、交番がありますし。
しかし。
裸のままのクレジットカードがなぜ道に落ちているの??
謎ではあります。
拾ったのは住宅街ですが、交番は賑やかなところにあります。
カードだけ手に持っているのも、なんか変だから気持ち?周りの人から見えないように、手に持ったまま交番へ向かいました。
近いはずの交番が、とても遠く感じる...。
交番の中に入ると、誰もいないのですがセンサーで人が入ってきたのを知らせる音が鳴ったので、若いおまわりさんが出てきてくれました。
「どこで拾いましたか?」
XX辺です、というもののお巡りさんはピンと来なかったようで
ゼンリン地図的なでっかい地図本を出され、二人で何ページかをめくって、私が拾った場所を確認してもらいました。
「いつ拾いましたか?」
さっきです、と私。
そして「お礼を受け取る意思はありますか?」的なことを聞かれて、大きく手を振ってお断りして、それ以外は何も聞かれなかったので、そのまま交番を後にしました。
落とした方は、気がついていればすでに無効にしているでしょうけどね。
私は財布ごと落としたことがあり、ものすごく大変な思いをしました。
中身はともかく、少々高く、気に入った財布だったので。
数日後、地区の落とし物を統括している警察署に保管されているのがわかり、取りに行きました。聞いてみると、警察の落とし物は思った以上に複雑な経路をたどり、移管され保管されるとのこと。
さすが日本!で、お財布、入っていたお守り、現金、ポイントカードは全てそのままでした。
もちろんクレジットカードは全て止めてしまったので、再発行しましたけどね。
そのまま通り過ぎていたら、気になって仕方がなかったと思うので、届けるという選択は正解だったとは思っています。
ま。
この歳になっても、いろんなことを経験するわけです。
そんなこんなでね。