今日もWeb記事の中で「OL」という言葉が使われていました。
この言葉を目にしたり、耳にしたりすると
とても不愉快になります。その訳は.....
そもそも和製英語で存在しない英語だし
どうしてわざわざ会社員の中で「女性」を定義する必要があるのか???
高度成長期に女性週刊誌が使い出した言葉らしいのですが
会社員に男・女の区別あるの?
というのが私の感覚です。
大昔に北米の教育を受けた私ですが
その時代でもすでに職業名で男女を区別する言い方は無くなっていました。
学科主任を以前は"Chairman"という言い方をしていたらしいのですが
私の時代にはすでに"Chair person"という言い方に変わっていました。
なのでJリーグが始まった時に、Chairmanという言い方がされたので
とてもびっくりしたことを覚えています。
北米の大学は課題などで文章(Essayという)を書かせることが多いのですが
一般論を述べるときに、"He"や"His"と書かずに
"He/She"と書くなど、性別を特定するような書き方をしないように指導されました。
今日もNPOの席で
「60歳を過ぎて会社員生活を終え、時間がある男性の方がこうして社会活動をするのは...」
という発言がありました。
え?
私が参加しているNPOは事実として
定年退職した男性がメインですが
定年退職した女性も、子育てに一段落して社会へ戻ってきた人も
実際には活動しています。
「O L」という言葉を聞くと
会社員をしている若い女性(あくまで私個人が感じる言葉の印象)を特別に指し
じゃあ
Office Boyと言うか?となると、言いませんよね。
と言うことは。
会社員=男性で、その中で特に若い女性の呼称をLadyとしていることに
本当に違和感を感じます。
女性会社員となぜ言わない?
最近は女優=actress、と言う言い方もしなくなったと聞きます。
「俳優=Actor」。男も女も。
日本でも看護師は看護婦から名称が変更になりました。
(英語ではNurseしかない)
客室乗務員もそうですね。
短大を出て
ずっと会社員をやっていた友達は
自分のことを「OLさんだった」と言いますが
私は心の中で
違うよ、会社員だよ。
いつも叫んでいます。
「OL」は今や差別用語ではないでしょうか?