スペインというと、どんなイメージをお持ちですか?
私は旅行前はあまり、良いイメージがなく、治安がよくないだとか、スリが多くて日本人旅行者には向かない...など。
ところが。実際行ってみると.....
スペインに魅了され、何度もリピートして訪れるという
すっかりスペイン好きになったのでした。
会社員時代は、長期の休みが取れるのが年末年始。
ヨーロッパはとにかく寒くて
思い切り着込んで、もこもことした感じで街歩きをするのですが
スペインは暖かくて
天気が良いと暑いぐらいです。
しかも他のヨーロッパと違い
冬でも晴天が多い気がします。
ブログにもスペイン旅について
「シニア旅」のカテゴリーで、たくさん書かせてもらっていますので
よろしければご一読を。
さて。
今日のお題。
スペインの街の中で、とても印象的であったトレド。
マドリッドから日帰りで行ける
世界遺産の町です。
列車か長距離バスで行けるのですが
バスが安いので
バスを利用することに。
最初にスペインへ行くときに
会社にいたスペイン人に
「バスは勧めない」と言われたのですが
(おそらく治安のことを言っていたんだと思う)
観光地向けだから、大丈夫でしょっ。
とバス移動。
往復で10ユーロしません。
お財布に優しいですし
直行便で終点まで乗ってれば良いので、降車の心配もありません。
ただ窓口はなく、チケットは自販機で買うようになっていたので
へぇ〜と思いました。
予約ではなく、来たバスに乗る、というシステムでした(注:2018年当時)
バスは快適です。
地球の歩き方の恐ろしく簡単な地図しかなかったので
バス停からどう行けば良いのか?
あれ?あれ?
という感じだったのですが
たまたま日本人のご夫婦が同じバスに乗っていらしゃって
地球の歩き方を片手に、3人で旧市街地を目指したのでした。
そして。
しばらくすると。
おお!
ガスってますけど。
ここでご夫婦とはお別れ。
トレドの街歩きの始まりです。
大聖堂を目指しながら、街歩き。
土曜日の朝、ということで観光客も街人もほとんどいません。
太陽が顔を出し始めました。
餃子?
いえいえ、ローカルのお菓子のようです。
自分のペースで歩きながら
引き続き大聖堂へ向かいます。
チケット売り場は
大聖堂の向かいのお土産やさんで買うようです。
ここで先程の日本人のご夫婦に再会。
列のずいぶん前に並んでいらっしゃいました。
しばらく並んで
大聖堂の中へ。
グレコの絵がたくさん飾ってあります。
ヨーロッパでは
それぞれの教会のお抱え絵師がいたようで
グレコの宗教画がたくさん飾られています。
人間の暗い部分を描いたようなグレコの絵。
聖堂の中は、ゴールドで装飾され
口がぽか〜んと開いてしまいます。
人間が作った創造物とは思えない!
魂が浄化されるような
そんな気分になります。
特定の宗教を信じているわけではありません。
13世紀から15世紀にかけて建設されたスペイン・ゴシック様式の大聖堂の中にいると
とても不思議な気持ちになります。
古の先人たちの
思いがこの聖堂の空気に染み込んでいるようで。
行く機会を持てて
本当に良かったと思います。