先日早朝より鶴岡八幡宮で左義長神事が行われました。
どんど焼きなどと言われることが多い祭事です。
その由来はというと.....
祭事が開催される前に
「左義長神事の由来」という紙をいただきまして
そこにはその由来が詳しく書かれておりました。
お正月には歳神様が15日未明にお帰りになると信じられて来たそうで
この神事はその神様たちを送る火祭りなのだとか。
私は単にお焚き上げをするだけの祭事だと思っていましたが
火を使うのはそういう理由があるのですね。
東京に住み始めた時に
簡易の門松?(若松の枝を門の両脇に結びつけるタイプの)を初めて見ました。
私の出身地ではそんな風習が無いので(しめ縄型のみ)
住んでいたアパートの入り口のところにガムテで枝を貼り付けられているのを見た時
冗談かと思いました。
今回のどんど焼きでも
多くの方がこの枝を持参されていたので
ああやっぱり多くの人が飾っていらしたんだな、と改めて思ったのでした。
この祭事は
他の神事祭事と異なり、地元の方がしめ飾り・松飾をお焚き上げしていただく
そんな地元感じ満載でこじんまりと行われました。
鎌倉では左義長(どんど焼き)は
材木座海岸などでも開催される予定でしたが
今年は全て中止となりました。
左義長の火に身体を当てると若返る
そんなことも言われているとのこと。
私が若返った?かどうかは別として
暖かい火の勢いをいただき
最後にお供えのみかんのお裾分けをいただいたのでありました。
この日は朝6時半には境内にいて
ちょっと曇りでしたが
夜が開けていく鎌倉を眺めながら
本当に何だか今のコロナ禍の状況が信じられないそんな気分にもなりました。
誰もいない境内に流れる冬の空気は
ピンとしていて厳かな気持ちにさせられます。