800年続くと聞くと、やはりすごいと単純に驚きます。
「例大祭」は頼朝の時代から続く本当に「鎌倉」の伝統的な行事であります。
コロナ禍の今年、9月14日、鶴岡八幡宮では翌日から開催される例大祭のご報告のための神事「宵宮祭」が行われ、その様子を見ることができました。
この日、私はお昼には鎌倉に入り、いくつかの場所を周り、5時過ぎに鶴岡八幡宮へ。
宵宮祭の前には浜降式 (14日)と言うものがあり、
宮司以下神職が身を浄めるために、早朝、由比ヶ浜辺において禊(みそぎ)をします。これを浜降り式といいます。禊の後、浄めのしるしとして藻塩草(海草)を持ち帰り、社頭に掲げます(鶴岡八幡宮の公式サイトより)
その海藻は境内のあちこちに置かれていました。
じーっと見つめて見ましたところ、所謂
昆布。
ぼんぼり祭も鎌倉の夏の風物詩ですが
この例大祭は鶴岡八幡宮の一大イベント。
頼朝様の時代から続く本当の意味で伝統行事ですからね。
『吾妻鏡』によれば、文治3年(1187)8月15日に放生会(ほうじょうえ)と流鏑馬が始行されたとあり、これが当宮例大祭の始まりとなります。以来絶えることなく800年の歴史と伝統が現在に伝えられており、一年を通して最も重い祭事です(鶴岡八幡宮公式サイト)
宵宮祭は夜、前夜祭的な位置付けということもあるからでしょうか、ギャラリーはさほど多くありませんでした。
宮司様、神職の皆さんは社務所から出発します。
6時が近づくと提灯に火が入り、一人、一人お集まりになり、最後の宮司様の登場をお待ちになっています。
後ろ姿の警備のおじさん?も毎度お馴染み。
カメラとビデオを構えてベストな場所で撮りたいのですが、やや動きの鈍い私は一番乗りで社務所前にいるものの、いつも誰かにベストポジションを撮られてしまいます。
なので警備のおじさんの背中ばかり写しているのは気のせいだろうか....
とほほ。
さてさて、いよいよ宮司様がお出ましになり、宮司様は先導する灯りに導かれ、本殿の前にお参りされます(どうしてここで本殿に行く前にお参りされるのか、ぜひその理由を知りたいのですが)
その後本殿に向かわれます。
浅沓(あさぐつ。神職の皆さんが履いている靴)の音が静かに響き、丁度日が落ちた境内に神秘的な雰囲気を醸し出しています。
本殿への階段を並んで登られる姿は、古の絵巻を見ているようです。
ただ撮影は少し離れたところからのみOKなので、ビデオカメラを片手に、お邪魔にならぬよう何とか良い絵を....と右往左往。
元々、鶴岡八幡宮の本殿内は撮影禁止です。
神事は本殿内で行われますので、皆さんが本殿内にお入りになった後、しばらくして我々も階段を登ことが許され、とおーくで神事が行われているのを見ることができました。
ただ撮影禁止。
1時間弱ほどの神事が終わり、また皆さんが退出され、階段を降り社務所に戻られます。
そして。
そして。
その全貌がこちら。
神秘的な宵宮祭/Yoimiya-sai (Evening Ceremony) w/Eng subtile
短い動画ですが、少しでもあの厳かで神秘的な雰囲気が伝われば、とても嬉しく思います。
で。
よろしければ高評価、ぜひぜひチャンネル登録をお願いします。