鎌倉というと神社仏閣ばかり、サムライ文化の始まり、という印象がありますが、実は素敵な近代建築が残されています。
鎌倉駅西口から少し歩いたところに建っている「ホテルニューカマクラ」。
大きな通りから少し入ったところなので、周りは住宅街になっていますが、ここだけは贅沢な敷地にゆったりとこの建物が存在します。
私は創業以来ずっと今の形のホテルなのかと思っていたのですが、途中米軍用の施設になったり、産婦人科になったりと、今の形のホテルになったのは平成になってからなのだとか。
ホテルの公式サイトに書かれていますが、芥川龍之介と岡本かの子(岡本太郎のお母さんで小説家)が出会った場所と言われているそうです。
1924年ごろの建築とのことで、ほぼ100歳。
本館は鎌倉市景観重要建築物第27号指定を受けたこの建物は、モガ・モボと言われた人たちがこじんまりとしたロビーで寛ぐ姿が似合いそうです。
芥川龍之介もその一人だったのでしょうか?
まだ母が元気に旅行出来ていた10数年前、母の妹(叔母)を鎌倉旅行に招待したことがあります。案外、鎌倉の観光地にはホテルが無かったを覚えています。
このホテルを知っていれば、ここに泊まってもらったのになぁ。
Googe map
JRの鎌倉駅、下り電車であれば右側からこのホテルの屋根の看板がちらりと見えます。
私はGoogle mapの教えの通り行こうとしましたが、今小路に一度出てぐるりと回る必要がありました。
桜の季節は所謂「ばえ」そうです。
また春に来訪したい場所です。