今日は日曜日。半沢直樹の放送日です。
この日を首を長くして待っているこの状況で、ああ見てしまった!
「空飛ぶタイヤ」池井戸作品です。
私が視聴したのは長瀬智也主演の映画版です。
お恥ずかしい話、この話全く中身を知らず映画を見るまでは「下町ロケット」のように 中小企業が奮闘し、素晴らしいタイヤを世の中に送り出す、そんな話だと思っていました。
私は本当に活字中毒で、40代まではかなり小説を読みまくっている人でした。
翻訳ものも好きだし、なんだかんだと言いながら林真理子作品はほぼ全て読んでいました。
ところが。
ぱたっと。
特にスマホを使うようになり、本を読まなくなってしまい
つまり「字」を読んでいれば良いので、どこでもいつでもスマホで何か読んでいるので小説を読む必要性が下がった....という変な人です。
丁度本を読まなくなった頃に池井戸作品が世にで始めたため、池井戸作品は全く読んだことがありませんでした。
半沢直樹の最初のシリーズを見たときでさえ、原作の半沢直樹を読む機会がないままでありました。
池井戸さんが元銀行員で、会社員経験があり、それをベースにして小説を書いている、というのは知っていたので、その人となり、はすごく気になっていたんですが。
Wowowは契約していないので、テレビ版「空飛ぶタイヤ」も未視聴。
昨日、溜まっている録画を確認していると。
ん?
なぜか映画版「空飛ぶタイヤ」がありまして。
なんでだろう???
録画した記憶もありませんでしたが、消すのもなんだしと、視聴することに。
ほう。
なるほど。
半沢同様、勧善懲悪を期待しつつ一気に鑑賞終わりました。
この話は財閥系自動車会社のリコール隠し事件がベースになっています。
この事件、うっすらと記憶があります。
私も長々と会社員をやっていましたので
権力どれほどエグいものか、いやというほど経験して来ました。
そして現実の世界は、必ずしも勧善懲悪ではありません。
ググっていくと現実はやはり小説や映画とは異なる話である、という内容もありました。
(小説や映画の方がフィクションなので、こんな風にいうのもおかしなものですが)
そんな末端に生きていく人を代弁してくれる、それが池井戸作品であり(読んだことないけど)映像になると、よりリアルに見えます。
だから見ちゃうんだな。
2018年の作品。
世の中は、時にして悲しいけれど理不尽なのです。
だけれど。
時間が流れると、その流れが変わる時がやって来ます。
必ず。
視聴方法
配信でも見れるようです。
U-NEXTは1ヶ月の無料トライアルがありますので
映画、ドラマ版とも期間中であれば無料視聴が可能です。