実は「建長寺のついでに寄ってみた」、浄智寺ですが
竹や杉の多い閑寂な佇まいの、とても姿の良い寺院でした。
こんなふと立ち寄った寺院に気をいただくことは
ありがたいと思います。
どっしりとした構えの広大な建長寺とは異なり
車の行き交う道路から小道を一本入るとこんな風景が風景が広がります。
東京から小一時間で来れる距離に
こんな風景が広がるなんて....と思うのは間違いで。
歴史の流れから言うと、江戸より鎌倉が先ですからね。
鎌倉は鎌倉時代の前より「鎌倉」であり
今も「鎌倉」です。
「江戸」は「江戸」で無くなり
「江戸らしさ」はほとんど残っていないのに。
拝観料を納めた時にいただいた説明書によると
1281年に創建され、その後火災や関東大震災で倒潰したそうですが
このお寺の佇まいは開山当初からさほど変わらないのではと思います。
700年以上の時空を超えるわけです。
洞窟に祀られている布袋様はそのお姿から
個人的に親近感が湧きますし
私には無い度量の広さを感じます。
こちらは「鎌倉七福神」の布袋様です。
鎌倉の七福神もいつかお参りしてみたいと思います。
暑い暑い8月の朝の訪問でしたが
四季を通じて
様々な彩を見せてくれそうなこの浄智寺。
また秋の紅葉の頃に、訪ねてみたいと思います。