早期退職さてどう生きてく?

仕事しか知らなかったアラ還お一人様、家事やUR生活と少しずつ成長中。鎌倉を中心に「アラ還の散歩と遠足」の様子はYoutubeやTwitterでも発信してます。

早期退職者のお一人様が思う、この瞬間が人間らしい生活

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早期退職をした私ですが、この決断が間違いなく正しかった、とは思っていません。

また人に勧めるか?というと、実はそれもないです。

 

数十年の会社員生活、お一人様の私は基本仕事が生活のほどんどを占めて、休みの日も家で仕事をすることは日常化していました。

土日のどちらかは必ず休むようには心がけていましたが、ふと仕事の事が頭をよぎり、何か思いつくと慌ててスマホに打ち込んで、忘れないようにメモる、という感じでした。

 

若い時は、男性社員に負けたく無くて、夜間に社会人用の大学に行ったり、研修会に出たりと貪欲に勉強もしていました。休む事がもったいないと、考えていたほどです。今考えると凄まじい生活です。

ところが仕事が生きがいというわけでも無くて、これといった趣味もなかったのも理由の一つかと思います。海外旅行に行き出したのも(海外へ行くことは大変好きですが)、収入がそれなりになって来たここ10年ぐらいの事です。

 

 

体調が悪くても、土曜日まではなんとか我慢して、そのうち持ち直して病院にも行かずに、そんなことも多かったです。

季節の移り変わりを感じるのは、スーツを季節ものに変える時。

今考えると、こんな非人間的な生活を何十年も良く続けたモノです。

 

仕事を辞めたことを機に、東京も離れました。

東京へ住んでいたのは、通勤のためですから。

 

郊外に越して来て、風を感じ、季節を感じます。

ゴミの分別にも気を使う事ができます。

病院も体調が悪いと(現在、帯状疱疹治療中)、毎日心おきなく通う事ができます。

 

外出自粛強いられているので、あちこちに出かけていくことは出来ませんが、スーパーや病院に行く途中、季節の花が目に入って来ます。

会社を止めて、改めて季節によりいろんな花があるのだと、気がつく有様です。

数日前と違う花が咲いていることに、驚くのです。

 

人生に正解はないと思いますが、

「ああ私、今、人間らしいなぁ」と。

 

若い時は、早期退職する先輩たちの気持ちが理解できませんでした。

「なんで辞めるの?」

と負け犬を見るが如く小馬鹿にしていた自分がいましたので、そう思われているかもしれませんが、人間らしい生活から何か新しい挑戦が始められたらと、心の底から思いつつ、毎日を過ごしている今日この頃です。