東京隣県のURに引越しをして1ヶ月が経ちました。
すみ慣れた東京では、木造住宅密集地域に指定されていた地区で、隣の家の壁に囲まれた6世帯のこじんまりとしたアパートに住んでいました。
11年住んでいましたが、所謂近所付き合いというのは皆無で誰が住んでいるのか全く知らない状態で11年を過ごしました。
UR内の近所付き合いの実態
URに引っ越すにあたり、ひとつ心配なことがありました。
ボランティアでの団地内での活動とか、回覧板(?)のやりとりなんかあって、慣れない近所付き合いがあるのでは?
戦々恐々としていたところ、実はそんなことは一切ありませんでした。
そもそも結構な共益費を毎月取られますし、東京のアパートではありえない広い団地の敷地は専任の方が清掃をされる仕組みになっていました。
また常駐の管理者も管理センターにいらっしゃいます。
念のため、管理センターの方に聞いてみたのですが「全ての活動は任意ですから」とのことで、まずはマイペースで自分の生活を送ることに専念しています。
清掃をされているURの方はよくお見かけし挨拶をするのですが、同じ棟に住む方に会うことはまずありません。
会ったのは引越し当日に挨拶に行った、下に住んでいらっしゃる2世帯の方だけです。
ちなみに私は最高階の5階に住んでおり、向かいの部屋は空いたばかりで先日やっとリフォームが終わって依然空き部屋です。
チラシがたまり続ける205号室
5階までせっせと登りながら自分の部屋に向かう途中、嫌でも各階の玄関が目に入ります。
リフォームされていないオリジナルのままの玄関は昭和な感じで一目瞭然です。
鍵は古いタイプですし、部屋番号のプレートも年季が入っています。
205号室は間違いなくオリジナルの部屋で、ということは40年以上お住まいということ。
その事に気がついて、すごく205号室が気になり出しました。
郵便受けは1階の入り口のところにあるのですが、ふと205号室を見るとチラシが溜まっています。この団地はものすごく投函されるチラシが多く、日に2−3枚は必ず入ってます。
想像するに、住人の方はご年配でそのままにされているのかな?と思っていました。
ところが、205号室の放置されたチラシは増えるばかり。
郵便受けから溢れています。
ちょっと気になり始めました。
外から見るとカーテンがかかっていますし、居住されているのは間違いないと思います。
これは管理組合に一言声をかけるべきなのかな、と思っていたある日....
ミステリーな205号室の住人
205号室の溜まっていたチラシが全て無くなっています。
ああ、長期不在だったのかな?とほっとした気持ちになり、階段を上がり205号室の前を通りかかったところ。
え?
え?
インターフォンの電源が入っていません。
(インターフォンは電源が入っていると赤いランプがつきます)
これはブレーカーが落ちているという事です。
階段を挟んで左右に部屋がある典型的な昭和の団地の作りをしています。
私が住んでいる左側は狭い2Kの間取り、右側はその1.5倍の広さがあります。
205号室は私と同じ2Kの間取りなので、多くの人数が住んでいるのは考えにくい....
長期不在をする場合は届け出が必要
URの入居時、物凄く分厚いルールブックを渡されます。
その中に「1ヶ月以上不在の場合は管理センターに連絡ください」という件があります。
お一人様の私、入院をしたりすると住まいはそのままに、という状況が生まれます。
溜まったチラシを何方が片付けされたかは分かりませんが、私にも起こるかもしれないと思い、携帯に管理センターの電話番号を登録しました。