お笑い番組をあまり見ないので、ブルゾンちえみ、という人を詳しく知っている訳ではありませんが、タレント活動を止めて欧州へ留学するというニュースを読みました。
まずは行ってみる始めの一歩が大事
踏み出す勇気が大事です。
が、海外へ留学するということは、いろいろと考え解決すべき問題も多いのは間違いありません。私が留学をしたいと考えた時は、インターネットがない時代でしたので情報収集がまずは大変でした。逆に情報が無いので、迷いようもの無くどんな街にある大学かも良くわからないまま決めて行こう!という感じでしたが、情報のあふれる現代では選択するのも大変な気がします。
留学までの準備内容
やらなければならないことはてんこ盛りです
- 大学へのアプライと学生ビザの取得
代行業者に頼めばいろいろとやってくれますが、当時こんなことを自分でやれなくて異国に暮らせるか?と考えた私は全部自分でやりきることから始めました。
その頃「留学ジャーナル」という雑誌があり、そこに大学の住所が乗っていたので希望する大学との郵送でのやりとり、確か国際電話もかけた気がしますが、学生ビザに必要な書類を入手というアナログなやり方です。
当時地方に住んでいたので、留学先の領事館がないためこちらも電話や手紙で(当時e-mailが無い)書類の提出をおこなって中々大変だった気がします。
- 留学先の住まい
大学から最初はホームステイをと勧められたので、大学を通じてホームステイプログラムに申し込みました。最終的には私はホストファミリーとの関係があまり上手くいかず、8ヶ月ほどで寮に移動しましたが。
- 現金をどのように持参するか
当時はトレベラーズチェックという旅行用小切手があり、日本円で50万円ぐらいをチェックで持参し到着後初日に銀行口座を作り、そのチェックを全て現金で預入しました。
その後は自分の日本での貯金をその口座に送金をしてもらうようにしていました。
日本で処理すべき内容
これも細々とやることがあります。
一人暮らしをしている人であれば、賃貸だと解約、荷物の処分などあるかと思います。
私は当時実家暮らしでしたので、その点は楽だったと思います。
- 季節の衣類を分類し、送るべきものを事前手配
- 健康保険の取り扱い
- 国民年金の取り扱い
- 住民票の取り扱い
- クレジットカードの取り扱い
ここにあげたものは一部ですが、将来日本に戻る場合はその際に不利にならないような対応が必要です。
だけれど行きたいと思えば行くべき!
私は3年間 留学し、貧乏学生だったので一度も帰国することなく、なんとか大学を卒業し日本に帰国し、その後会社員となり、早期退職をして一つのフェーズを終えました。
3年間は無我夢中で勉強し、異国の中で様々なことを経験できたことが奇跡のようでした。
帰国時は大きなスーツケース1つと最低の家財道具が詰まった段ボール一箱だけで、そこから新しい生活を始めた訳です。
早期退職という選択をし、どんどん断捨離して生活のダウンサイジングをしていますが、そう考えるとここまで家財道具が増えて、帰国後なんとか生活ができていた事に感謝です。
間違いなくあの3年の経験が今の私の存在を支えて来ました。
歳を取り、最後は何も無い自分に戻るかもしれませんが、海外留学があったからこそ今の私がいると考えると、なりふり構わず留学した決断は間違って無かったと自信を持って言えると思います。
ブルゾンちえみさんもそうであって欲しいと心から願います。