シニアトラベラー、まるです。
2019年12月、スペインを旅してきました。往路はKLMビジネスクラスを利用しましたので、その様子を綴りたいと思います。
本日の目次
なぜKLMか?
KLMオランダ航空は、オランダのフラッグキャリアです。2004年にエールフランスと合併しており、アライアンスグループはスカイチームです。つまり、日本人には少々使いにくいのですが、私が利用する理由は
- (諸事情で)私はスカイチームの上級会員
- ファーストクラスが無く、ビジネスクラスが最も上位のクラスになる
- 座席はフルフラット!しかもオランダ人仕様で、ゆったりスペース
というものです。
ご存じの方も多いかと思いますが、スペインのフラッグキャリア、イベリア航空がすでにスペインへ直行便を飛ばしていますが、直行便と言えども14時間以上かかります。14時間は...ということで、あえてKLMでアムステルダム乗り換えを選択しました。
KLM機材とビジネスクラスの座席配置
日本からアムステルダム行は2種類の機材があるようで、ビジネスが個室型のボーイング787は関西国際空港からのみ、私の乗った成田便の機材は777のビジネスの配列が2-2-2の旧型です。
一応、フルフラットになりますが日系のマットの貸し出しのようなものはありません。でも、寝心地が悪いというわけでは無いです。
スリッパ(エールフランスより少し上質のような気がしました)、掛布団(1枚で十分でした)、ヘッドホンが座席に置かれています。扉のある小物入れはありませんので、揺れがひどいと、置いているものが動いてしまう心配は少々あります。今どきの個室型では無いので、横に知らない人がいるのが気になる方は、気になるかもしれません。私は全く大丈夫な人なので、比較的快適に過ごせます。
KLMビジネスクラスの機内食
KLMは機内食がおいしい(特に日本発の和食)という声が多いです。
評判通り、非常においしいです。離陸前の飲み物とおつまみ、食事は2回(「昼食」と「お好きな時間に」)り、「お好きな時間に」はいつでも頼めます。また軽食も同様です。
離陸前の焼き鳥?的なおつまみ。でも私は飲まない人なので、オレンジジュースで焼き鳥を食します。
期待が大きな「昼食」は、もちろん和食を選択しました。私は上級会員なので、CAさんが先に希望を聞いてくれます。
まずは「昼食」の前菜前に二回目のおつまみです。
このナッツがおいしくて、ぼりぼりとむさぼります。器がかわいらしいです。
やっと「昼食」が始まります。まず前菜です。
ここですでにそれなりに食べてしまっていますが、これからが本番です。
右上が塩&胡椒です。木靴の形をしています。
左はパンを頂く時のオリーブオイルです。和食ですがパンがおいしい海外のエアラインでは、遠慮なく消化します。
やっとメイン登場です。
全体的に少し塩辛く感じるぐらいのことは我慢しましょう。十分においしかったので。
(シニアとしては塩分控えめにしなきゃ、ですけどね)
陶器の器は持ち帰りたいぐらいのオランダ感醸し出しています。
さすがにデザートはさっぱりとしたモノが欲しくなり、シャーベットです。
いつでもどうぞ、という食事の頼み方は、日本人としては躊躇しがちですが、がつがついかねば!と言い聞かせ、あと到着まで3時間ぐらいのところで、てりやきハンバーガーを頼みました。これがすごくおいしかった!機内食でこんなハンバーガーが食べられるとは。ポテトがべちゃっとしているのは、許容範囲です。
実はこの路線、二度目の搭乗で、前回の写真(2018年12月)を確認してみると「昼食」は全く同じ内容だったのは残念でしたが、「お好きな時間に」はメニューが改定されていて、アップグレードされていました。前回は暖かい食べ物が松花堂もどきのごはんだけが暖かい食べ物でしたから、今回のハンバーガーはすごくおいしかったです。
KLMの特徴は?
そんなにいろいろな航空会社に乗るわけではないのですが、KLMはかなり好きです。
私が好きな点
・サービスが程よいです。これは個人的な好みにもよると思います。べたべたした接客は一切ありません。
・オランダらしさが感じられる機内がよい感じです。食器など随所に見られます。
これはトイレの壁紙です。
それからこれは有名なKLMのビジネスクラスのお土産です。
オランダの家の形をした(上のトイレの壁紙と同じ!)ジンを離陸前にもらえます。
90種類以上あるらしく、コレクターアイテムのようです。
頑張ってほしい点
・これは仕方がないんですよ。映画とドラマのラインナップです。日本語字幕がほぼ無いですから。不満なら、日系の飛行機に乗れってことです(笑)
KLM搭乗のまとめ
私が乗ったヨーロッパの航空会社の中でも、機内のサービスや機中滞在については非常に気に入っているエアラインです。最初にも書きましたが、オランダ人仕様なので、オットマンに足が届かないぐらい、十分なスペースがあります。シートをフルフラットにするや否や爆睡してしまいますので、あっという間の12時間空の旅となりました。やはり、行の飛行機で体力はできるだけ温存する必要がありますし、ここでの体力の消耗が後々響きます。
私はスペインへの乗り継ぎで利用しましたが、オランダ旅行へは機内から気持ちも盛り上がるし、オランダ旅行の際にはご利用いかがでしょうか?
シニアトラベラー、まるでした。